IWONUの人

 

まず、IWONU立ち上げのきっかけを教えてください。


「睡眠の質を高めてほしい」と思ったことがきっかけです。
周りの知人から「寝不足で、仕事やスポーツのパフォーマンス・翌日の集中力が落ちる」 という話をよく耳にします。
いつも通りに仕事ができない、思ったように動けない事ほど、 つらくストレスが溜まることはありません。
できない自分が嫌になり、 自己肯定感が下がったり、他の人より劣っているような気分になったり… よく眠れなかっただけで、そんな負のサイクルに 陥ってしまう可能性もあります。
大げさかもしれませんが、良い睡眠を通して、「楽しい気分で1日を過ごしてほしい」「もっと人生を楽しんでほしい」「明るい未来を作りたい」 という気持ちで、IWONUというブランドを立ち上げました。



なぜ最初の商品が「マットレス」になったのですか?


枕や掛布団ももちろん大事ですが、マットレスが、睡眠に1番密接に関わる寝具だと思いました。
実際、自分が変えてみて1番感動したのが、 マットレスだったというのも理由の1つです。
年中使う寝具で、1度買うとなかなか買い替えがしにくいマットレス。
改良や試験、モニターテストを経て、 お客様に満足頂けるものができたと思っています。
長く使うものだからこそ、常に改良を続けることで、お客様の睡眠の質を高めることができれば幸いです。



マットレスの「形状」はどのように決まったのですか?


2020年8月、睡眠や寝具に関して、 どのような悩みやニーズがあるのかを探るため、ワークショップを開催しました。
参加された方々のお話を伺うと、睡眠に関して思うこと、寝具に対して求めることは実に多種多様でした。
当初は1枚一体型を想定していたマットレスでしたが、ワークショップ後、少しでもお客様に合うものを作りたいという思いから、3つに分割できる三層構造に変更し、お客様がお好みの硬さを選べる仕様となりました。
また、3分割にした結果、 1つ1つのパーツが軽量となり、女性でも扱いやすい点や、ダブルサイズであれば、左右それぞれで寝心地を選べるので、ご夫婦2人で眠る場合も、寝心地のことで喧嘩にならない点など、メリットが増えていきました。



マットレスの「素材」に特徴はありますか?

 IWONUのマットレスに使用しているウレタンは、環境に悪影響のあるフロンガスを使用せず、 水で発砲させることで、人体にも環境にも優しい素材となっています。

また生成過程において、人体や環境に有害な物質を使用せず、燃焼させても有毒ガスが発生しない「エコテックス認証」の素材を使用しています。



IWONU(イウォーヌ)とはどういう意味ですか?


IWONU(イウォーヌ)は「眠る・寝る」を 意味する古語「いをぬ」から着想を得たネーミングです。
60年以上に渡り、日本人の眠りを見つめてきた弊社が、もう1度原点に立ち戻り、新たな視点で臨むブランドです。

今後の目標はありますか?


一日を終えてベッドに横になり、布団に包まる瞬間は特別な時間だと思います。
ふぅーっと息を吐いて一日を振り返ったり、じんわりと血液が全身にめぐっていくことを感じたりします。
そして眠りに入り、温かい朝を迎える。
そんな体験を一人でも多くの人にお届けしたいと思っています。

IWONUは、1人でも多くの人が幸せな毎日を送ることに貢献していきます。
そのため、「どれだけ販売できるか?」ではなく、「IWONUの商品をどれだけ満足して使って頂けるか?」ということを大切にしていきたいと思います。


profile

北沢株式会社 北澤 健志

1989年、大阪府生まれ。
大学卒業後、大手不動産会社で営業に携わる。
2014年、北沢株式会社へ入社。営業や商品企画に従事する。
IWONNのコンセプト策定から製品開発を主導する。